銀河鉄道999
—消えた太陽系—

プラネタリウム上映用アニメ
2001年11月公開
30分
解説
「銀河鉄道999 —消えた太陽系—」はミノルタプラネタリウムが制作したプラネタリウム番組である。内容はファンタズマ太陽系を舞台にしたオリジナルストーリーで、銀河鉄道999に乗り込んだ鉄郎が旅先で様々な体験をする一つのエピソードをプラネタリウム用に新たに設定したものである。ミノルタプラネタリウム系プラネタリウム館での上映は2001年から始まった。
この作品は東映のアニメーションではなく、全編スライド投影作品である。通常のアニメーション作品とは異なり、動く映像は多くなく、実際に見ると紙芝居に近い印象を与えるかもしれない。ただし、一部映像はCGによる走る999号などの動画も用意されており、最新天体映像なども取り入れられている。
上映時間は約30分で、その後は解説員による生解説(約20分)があり、当時見える惑星・星などが解説される。通常のプラネタリウムと合わせると総時間としては約50分を要した。
松本零士先生には監修、ストーリーアイディアに加え、新キャラクターを書き下ろしてもらった。制作はミノルタプラネタリウム、音声制作はニッポン放送サウンドデザインが担当した。
あらすじ
ときは未来、人類はからだを機械化し、永遠の命を手に入れた。生身のからだを持つ者は少なく、鉄郎はその一人だった。
鉄郎は、遠い宇宙のかなたに、タダで機械のからだをくれる星があると聞き、美しい謎の女性メーテルと共に銀河超特急999号に乗り込んだ。999号は見た目は蒸気機関車だが、コンピューターなどの最新技術を取り入れた高速旅客列車だ。
現在位置は銀河系内75万光年。ここ数日、窓の外に輝く星を眺めるだけの鉄郎は退屈していた。そんな鉄郎に、メーテルが「ひとつとして同じ星はないの。私たちの顔が一人ひとり違うように」と優しく話しかける。
突然、車内に光が走った。そして現れたのは、惑星クロノルナからテレポートしてきたアンドロイドのエターナルだった。クロノルナの人々は、その星に住む全生命のDNA情報をエターナルに託して滅んでいったという。惑星クロノルナに、いったい何が起きたのだろうか?
キャスト
星野鉄郎
(野沢雅子)メーテル
(池田雅子)車掌さん
(肝付兼太)エターナル
(篠原恵美)