銀河鉄道999
星空はタイムマシーン
太陽系・恐竜絶滅編

IMAX用映画
2007年07月14日公開
32分
解説
「銀河鉄道999 星空はタイムマシーン 太陽系・恐竜絶滅編」は、「銀河鉄道999」の漫画の連載開始30周年記念作品として製作されたIMAX用作品である。2007年7月14日より郡山市ふれあい科学館で公開され、その後、全国の大型映像施設(IMAXシアター)で順次公開された。映像は全編3DCGとなっている。
東映アニメーション株式会社が企画・製作したこの作品は、「大型映像にしたい作品No.1」(日本大型映像協会調べ)という熱い要望を受けて映像化されたものである。オリジナルストーリーを書きおこし、巨大なスクリーン(平面20×28m、全天周ドーム直径28m)に耐えられる高精細な3Dアニメーション作品に仕上げられた。また、純粋なプラネタリウム用作品ではないが、プラネタリウム上映作品としては初めて東映が配給した作品である。
全体は3部構成を予定しており、恐竜絶滅をテーマにしたオリジナルストーリーの第1部「太陽系・恐竜絶滅篇」が公開されたのみにとどまり、順次製作予定だった第2部「外宇宙・馬頭星雲篇」と第3部「超時空・星空はタイムマシーン篇」は製作されていない。
監督は門田英彦、脚本は武上純希が担当した。音楽監督にはタケカワユキヒデ氏を起用し、和田薫氏の指揮で日本フィルハーモニー交響楽団が演奏するという豪華な作りとなっている。劇場版「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999 -アンドロメダ終着駅-」で、タケカワ氏がゴダイゴのメンバーとして歌ったお馴染みのテーマ曲「銀河鉄道999」「テイキングオフ!」をはじめ、今回用に新たに書き起こした主題歌「夢の旅人」も含めたポップスの名曲とオーケストラが絶妙なハーモニーを奏でている。
あらすじ
2×××年、地球・未来都市メガロポリスの博物館に突如現れた少女。少女の名はジュラ・マリーナ。恐竜の骨格標本の前に涙する少女はかって恐竜が滅びたように人類も滅亡すると予言する。
小型宇宙船で宇宙に消えていった少女を鉄郎とメーテルが銀河鉄道999で追った。木星の大赤斑に巻き込まれ遭難していた小型宇宙船から鉄郎は少女を助けだし、その故郷のある木星の衛星エウロパにたどり着く。
少女は6500万年前の絶滅から生き延びた恐竜の子孫だった。恐竜の一部が何者かによって救出され、氷で覆われた氷土の下の海で恐竜人間の種族への進化していたのだ。だがエウロパの都市もまたCO2による温暖化が進み崩壊の一途をたどっていたため、ジュラ一族も新たなるコロニーを探して移民計画を立てていた。
地球が同様の運命をたどらないようにするためにはどうすれば良いのか…。ジュラ一族に伝わる救世主伝説とは?人類の存亡をかけ鉄郎とメーテルが、再び999号で外宇宙へと旅立つ。
キャスト
星野鉄郎
(野沢雅子)メーテル
(池田雅子)車掌さん
(肝付兼太)ジュラ
(鈴木真仁)レイラ・ディスティニー・シュラ
(麻上洋子)ハーロック
(中井和哉)エメラルダス
(柳井久代)
主題歌
- EDソング: 夢の旅人
- INソング: テイキング・オフ! (TAKING OFF!)
- INソング: 銀河鉄道999 (THE GALAXY EXPRESS 999)